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このサイトについて
「お礼奉公チェック」は、看護師のお礼奉公(病院の奨学金)を、免除に必要な年数の途中で辞めたときにいくら返すことになるのかを計算する無料のツールです。運営はなんちゃらラボが行っています。すべての機能を無料で提供しており、会員登録はありません。
置いているものは、計算機のほかに3つの解説ページと、契約書・規程に出てくる言葉を集めた22語の事典です。
このツールを作った理由
お礼奉公について書かれた記事はたくさんありますが、その多くは「違法になることがある」で終わっています。読んだ人が知りたいのは、自分の場合はいくらなのかです。
契約書には「途中で辞めたときは直ちに全額を返還する」と書かれていることが多い一方、裁判ではその定めが争われてきました。広島高等裁判所は平成29年9月6日の判決で、6年間に1日も満たない場合は全額返還を要し勤続年数に応じた減額措置もないことなどを理由に、病院からの返還請求を認めませんでした。
そこで当サイトは、契約書どおりの全額と、勤めた期間のぶんを差し引いた額の両方を並べて、その差額を円で出す形にしました。差がいくらなのかを先に知ってから、相談に行けるようにするためです。
「奨学金」を4つに分けています
学生のときはどれも「奨学金」と呼ばれますが、貸してくれた相手が誰かで辞めたときの結末は変わります。労働基準法16条(賠償予定の禁止)が問題になるのは、貸主が就職先の病院である場合だけです。自治体・ 日本学生支援機構・学校が貸主の場合、貸主は使用者ではないので 16条の問題にはなりません。
このため計算機の最初の質問を「貸してくれたのはどこか」にして、病院が貸主のときだけ契約の形を確かめる項目を表示しています。
推定した数字を混ぜていません
貸与の月額、免除に必要な年数、利率、返し方は、病院ごとに違います。全国共通の算出式は存在しません。ですから当サイトは、これらを推定せず、すべて入力していただく形にしています。契約書を持っているのはご本人なので、そこが最も正確です。
「相場は月5万円」といった初期値も置いていません。それらしい数字を最初から表示すると、契約書を開かないまま結果を読む方が出てしまうためです。
有効か無効かは判定しません
「契約の形をたしかめる」で表示している8項目は、過去の裁判で裁判所が実際に見てきた点です。当てはまった数を表示しますが、「あなたの契約は無効です」とは書きません。個別の事案への法律の当てはめは弁護士でなければ扱えないためです (弁護士法72条)。
代わりに、法テラス・総合労働相談コーナー・労働条件相談ほっとライン・ ナースセンターという、公的な無料の窓口を案内しています。これらは広告よりも前に表示しています。
「辞めろ」とも「続けろ」とも書きません
このツールが出すのは金額と、契約の形が過去の裁判例のどちら側かだけです。「あと1か月勤めるごとに免除されていく額」も表示しますが、残りの期間を続けるかどうかは金額だけで決まる話ではありません。
当サイトは広告収入で運営しており、転職や退職代行のサービスの広告を掲載しています。ただし計算結果によって広告の出し方を変えることはしていません。例外は、一括での返還を求められている方に向けた借入の広告を計算結果の画面には置いていないことだけです。まず分割にできないか申し入れる、という順番を飛ばさせないためです。
数字と条文の出どころ
労働基準法5条・14条・16条・17条・23条・24条・137条、民法90条・ 446条・452条・454条・587条・627条・628条の条文は、e-Gov 法令検索の本文から取っています。解説記事の要約ではなく条文を正としています。
裁判例は、和幸会(看護学校修学資金貸与)事件・大阪地裁平成14年11月1日判決(労働判例840号32頁)と、医療法人K会(修学資金返還請求と賠償予定の禁止)事件・広島高裁平成29年9月6日判決(労経速2342号3頁、一審は山口地裁萩支部平成29年3月24日判決)の2件です。判示の引用は、弁護士による判例解説に掲載された判決文の部分によります。
自治体の修学資金の例として挙げている貸与月額・免除の要件・延滞利子は、東京都保健医療局「看護師等修学資金貸与事業」の公表内容によります。
運営
運営者: なんちゃらラボ
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個別のご相談について
当サイトは、個別のご相談にお答えできる立場にありません。契約の内容や返還についてのご相談は、法テラス(日本司法支援センター)や、お住まいの地域の総合労働相談コーナーをご利用ください。収入と資産が基準以下であれば、法テラスでは無料の法律相談を利用できる場合があります。